HI UP-Rの危機(徹底修理) 2017年12月29日

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長い間放置していた思い出のバイクですが、ようやく本腰を入れて修理してみます。

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ディスクローター取り付け

予備に持っていたAF35のZX用純正ホイールをバイク屋さんにブラスト&塗装してもらい、DMR-Japanよりキャリパー&大径ディスクセットを購入。

AF35系のアルミホイールはどの車両もオークションに出てる品物もほとんど錆びています。
?-Net氏いわく「アルミのホイールに鉄のローターやボルトを突っ込んだから電蝕を起こしたんだろう」とのこと。

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ローターの取り付けボルトも錆びていたのでメッキ調スプレーででっちあげます。
なお、ディスクローターをがっちり締めこんでしまうとキャリパーが取り付けられないので、手締め程度にボルトを締めます。

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ホイールベアリング打ち込み

以前は億劫だったホイールベアリング打ち込み作業も、

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「Nakamulerシリーズのホイールベアリング交換」で使用したベアリングレース シールドライバーで簡単に打ち込むことができました。


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次に左側も打ち込んでいきます。

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ベアリング及びダストシールも簡単に打ち込むことができました。

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DMR-Japan製キャリパー&大径ディスクセット

DMR-Japanより大枚をはたいて購入したセット物です。
?-Net氏は同社の4ポットキャリパーを付けろと指示があったのですが、社外品に散々痛い目に合ったので、写真の2ポットキャリパーを購入しました。

なお、このセット、キャリパーサポート以外はすべてリード100系の物だそうです。
キャリパーサポートも中華ではなくDMR-Japan製とのこと。

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使い方、調整方法の良く解らないコンビネーションブレーキを追い出し、元のブレーキレバーに戻します。
ただ戻すのも素っ気ないので変わったレバーを取り付けてみました。

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ブレーキ周りの取り付け準備が完了しました。

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スクーターのステムベアリング

前回AF35用のステムベアリングを組んだのですが、ステムのがたつきが取れず、今度はスズキ車用のステムベアリングを使用しました。
このボトムコーンレースの打ち換えも、以前は何時間も費やしていましたが。

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今では大した時間もかからなくなりました。
この後は新しいボトムコーンレースを打ち込みます。
打ち込みは古いボトムコーンレースを逆さに入れて塩ビパイプで打ち込みます。

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アウターレースの取り付け

アウターレースを打ち込む際、手を滑らせて上用と下用をシャッフルしてしまいました。
どっちがどっちなのかわからなくなってしまったので、冷静に考えて見ると袴が短い方が上で、長い方が下になるようです。

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まさかと思い前回取り付けたAF35用のインナーレースを見ると上下逆に嵌っていました。
結局、新しく購入したステムの互換が無く、古いステムをAF35用のステムベアリングを使い回す形で組み直しました。

なお、ステムのがたつきは止まりました。
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ブレーキフルード

フロント周りを組み終えたので次にブレーキフルードを注入します。
ブレーキフルードを切らしていたのでホームセンターで見てきました。
ブレーキ油にも種類があってDot3、Dot4、Dot5、Dot5.1、の4種類があるようです。
今回は写真にあるDot4を購入しました。

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しかし、このブレーキフルード、何度も何度もエア抜きしてもブレーキレバーに手ごたえがなく、挙句は1度目レバーを握るとスカスカで、すぐさま2度目を握るとがっちり効きだす始末。(10秒ほどでまたスカスカに)

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マスターシリンダーを疑い、ブレーキホースも疑い、予備品すべて引っ張り出して試したが改善せず、ネットで調べたが「同じ症状が出た」という情報もなく頓挫してしまいました。

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そんな時、?-Net氏がやってきて「変わったものを使うからそんな目に合うんだ!」と言って、いつも使っていたコメリセレクトを持ってきてくれました。
こんなモノで解決するはずが…と思っていたらばっちり解決しました。
ブレーキ油一つでこうも違うとは。

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最終仕上げ、デカール張り付け

以前張り付けていたデカールはウケ狙いに「ヤマハ ミント」のデカールを張り付けていました。
今回は遊ぶつもりは全くないので本来張り付けるはずだったデカールをパソコンから引っ張り出し張り付けました。

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デカール張り付け後の写真です。
まだ色々と課題が残っていますが、とりあえずは安心して乗れる状態にはなりました。

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修理完了

ようやくまっすぐ走るようになり、ブレーキの引きずりや効きの悪さも改善しました。
早速?-Net氏が「試運転だ」と言って乗っていこうとしたので、羽交い絞めして止めました。
私「自賠責が10月で切れています!」

なお、その日のうちに自賠責に加入しました。

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今後は分解するたびに割れるカウルを何とかしなければと思っております。