CB125T エンジン載せ替え (+1)

イメージ 1
長い雨も終わりようやくCB125Tを復活させるために動くことができます。
今日はダメもとで100円エンジンを載せてみます。

それと、前回載せ替えたエンジンの破損の原因解りました。
バイク屋さん曰くクラッチの張り付きを取る際3~4000回転でギヤをつなぐと、ギヤが破損するそうです。
ネットでよく「簡単にクラッチを剥がす方法」とかあるようですが、いいから止めとけとのことです。
めんどくさくてもクラッチ板は新替えしないといけないようです。

結局安直な考えがめったに出回らない貴重なエンジンをダメにしてしまったということです。
何が悲しくて30年以上前のエンジンを載せなければならないのか…

イメージ 2
前回のように部品をどんどん外していきます。

イメージ 3
ハーネス類も外していきます。

イメージ 4
前回同様エンジンを傾けてキャブを外します。
ダイナモカバーやセルモーターはそのまま使い回すのでコンテナの上に置いておきます。
元のエンジンのダイナモカバーだと線が一本多いし、エンジンがかからないという事例もあるようですし、何よりこのカバー塗装したばかりです。

イメージ 5
インシュレーターやヘッドカバーなどを載せ替える側へ移動します。

イメージ 6
前回よりずいぶん進捗状況が早いので、異常がないか確認しておきます。

今まで使用していたエンジンハンガー(フロント)ですが、よく見ると取り付け部分が波を打っています。
使用上問題なさそうですが、念のため予備の物に交換します。

イメージ 7
前回話したカウンターシャフトです。
CD250U、レブル、ナイトホークはこの形状ですが。

イメージ 8
ベルトドライブ車のカウンターシャフトは溝が2つついています。
どうやらベルトドライブ車も、後々チェーンに交換できるような工夫をしているようです。

イメージ 9
以前から気づいていたのですが、フレームのフロントのパイプ部分がへっこぼっています。
これが250円フレームの闇です。

イメージ 10
エンジン搭載完了。
電装系ハーネス類の接続も完了。
例のごとく2速に入れてクラッチを握り後輪を回してみました。
うん!張り付いている、チクショーと思った瞬間「カコン」と音がして後輪が回るようになりました。
もしかすると割といいエンジンかも。

イメージ 11
クラッチを分解していきます。
張り付きは取れたのですが、やはり少し重かったので中古の調子がいい物と交換します。

イメージ 12
こ、これは…今まで見たことのないようなロックナットです。
新品のロックナットを購入したのですが、どうやらこのエンジンには使えそうにないです。

イメージ 13
クラッチスプリングも少し縮まっていたので交換します。

イメージ 14
オイルポンプ下部にあるオイルフィルターです。
フィルターが目詰まりしていたので清掃するため外そうとしたら、写真の通りです。
仕方ないので予備品と交換しました。

貴重な予備品がどんどん無くなっていきます。

イメージ 15
全ての作業が完了したのでいよいよエンジンスタートです。
このスターターボタンの一押しですべてが解決することを祈って。

イメージ 16
無事にエンジンが始動し、異音もありませんでした。
本当に100円エンジンなのか疑うくらい好調です。
オイル上がり下がりもなくアイドリングも安定していました。
問題点は、時々エンジンブレーキをかけた際「コン」と異音がするくらいです。
先ほど50キロほど試運転してきましたが、全く問題なしです。